DIGICare 格安骨伝導ヘッドホン ワイヤレスBluetooth

格安である。

格安のBluetoothヘッドホンである。
Amazonで3000円で売っていたので(ずいぶん前に)とりあえず買ってみました。


個人的にはとても未来感あふれる格好でなんとも頼もしい。

よくを言えば赤がよかったのだが、そもそもこの手のマイナー商品には黒という選択肢しかなく、白というのもなかなかレア。
そして、何よりテスト購入という目的が一番大きかったので妥協。

結論を言えば
評価:★★★☆☆
こんな感じだろうか…。

見た目、デザインは気に入った。
とても異風であり、なんだこれは?というまわりの目線が面白い。
あと自分でつけていても未来ガジェットを装着しているみたいでとても気分がいい。
自分だけ未来から来たみたいだった。

しかし、装着感、音は満足の行くものではなかった。
どちらも想定内とはいえ辛いものがある。

装着感について

まず、骨伝導の仕組みを考えたときにできるだけ振動部分は顔側面と密着させなければならない。
鼓膜からの音波入力ではなく、骨を振動させることで蝸牛へ信号を送るのである。
骨に音波をきれいに伝えられれば伝えられるほどきれいに聞き取ることができる。
そのため、振動板の機能が低ければ低いほど締め付けを強くしなければならない(はずだ)。

この端末は元は6000円で販売されていたようなので、市場価格で言えば”普通ー”と行って差し支えのない値段なので、振動板的にはとてもいいものが使われているとは言えない。

そのためある程度の締め付けは想像していた。

しかし今日、出かけている際にずっと装備し続けてみたが、3時間ほどで我慢できなくなり外した。
やはりだんだん痛くなってくる…。

この製品は一日中つけるというのは少し無理があると感じた。

音について

これは最初からわかっていた。
そもそも発展途上に分類できるだろう製品だし、骨伝導が鼓膜経由よりも音が落ちるのはあたりまえである。
言ってしまえば100円ショップのイヤホンより音は悪い。
しかも骨伝導なわけで外の音が聞こえるように作られているのだから、電車に乗るとほとんど音が聞こえなくなる。

家などでスピーカーは嫌だけれど、のんびり使いたい、といった使い方は向いていると思ったが、その他の使い方はどうだろう…
正直微妙だと思う。

そして、一番気にしている人が多いだろう、音漏れについて。

この製品に関して言えば、音漏れはとてもひどい。

イヤホンで普通に聞いている感じ程度の音を出すと、まわりの人は普通になんの曲が流れているか判断できるくらいの音はまわりに拡散される。
静かな自主室で、図書館で、そんな場所で使うことはおそらく絶対にできない。
誰かに注意されるのがオチだ。


がっかりしないで!

さて、この骨伝導イヤホン、ヘッドホンのレビューを聞いて、まだ待ちだなと思った人はいると思う。
しかし、別の製品で、これなら常用は可能かなというレベルの商品が存在する。
これはヨドバシアキバで視聴することができるのでぜひ確かめてみてもらいたい。
それはこの2つの商品である。

1つは以前紹介したこの骨伝導イヤホン。

骨伝導イヤホン「AfterShokz TREKZ TITANIUM Slate Grey AS600SG」一週間使い倒しレビュー。
http://akairomiracle.blogspot.com/2017/05/aftershokz-trekz-titanium-slate-grey.html
生産的なダラダラ。

詳細はこれ↑を読んでいただきたい。

まぁというわけで1つはこれで、

もう1これ(廉価版)である。

端的に言えば、上は素晴らしい、下は今回買ったものとさほど変わりがない。

下は今回僕が買ったものの、締め付けが弱いものといえば伝わるだろうか…。
締め付けがよわいのに、音は同じように感じたからスペックは高いはずである。

しかし上は比べ物にならないくらいすごかった。

締め付けはほとんどないのにもかかわらず、音の伝わり方がとても良かった。
ヨドバシの店舗内。
あの騒音の中でもXperiaの音量シークバー真ん中少しではっきりと音楽を聞き取ることができた。

ちなみに右の製品はシークバー9割ほどで同程度。

ヨドバシでは左は17000円。右が13000円。との価格設定だったが、
アマゾンでは左のほうが安い(笑)

最後に

この3000円の骨伝導ヘッドホンは骨伝導について知るということに関しては悪くないと思う。
骨伝導とはなにか、という想像を手助けするものになるに違いない。
3000円という価格は、おそらくイヤホン沼に落ちていないひとにとっては安いものでは無いように感じる。
しかし、3000円で未来標準を体感できると考えてみてほしい。
AR端末はおそらく骨伝導を主流としてできていくように思う。
仮想を現実に近づけるARはあくまでも現実を補助する立場を崩しては行けないだろう。
まわりの環境音が聞きづらくなる鼓膜からの脳への音声入力は避けたいところだと思う。

ためしに3000円で骨伝導を体感してみて、自分にあったら一万円を超えるハイエンド骨伝導イヤホンを買ってみてもいいし、合わなかったら今までどおり過ごせばいい。

そしてなにも骨伝導イヤホンを日常的につかわなくてもいいのだ。

スポーツのとき、運転のとき、それぞれの用途に合わせていろいろなデバイスを使ったほうが幸せな人生が遅れるだろう。

この製品を買うか買わないかはあなた次第だが、少しでも新たな世界が見れるということを考えれば、3000円の投資はとても安いように感じる。

一回に一台どうですか?


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