攻殻機動隊の見る順番は?性格や好みに合わせて個別に紹介!Ghost in the Shell INNOCENCE SAC ARISE

攻殻機動隊

こんにちは、あかさです。

攻殻機動隊攻殻機動隊騒いでいたら
「見てみる!」
と言ってくれた友人A。
だが、どうやら見る順番がわからないらしい。

振り返れば、ボクも攻殻機動隊なんかいろいろあってよくわかんないなぁと思っていたような記憶が…あります。

というわけで、今回は攻殻機動隊全作品2周程度、J・D・サリンジャーの「笑い男」、「ライ麦畑でつかまえて」もまだ読んでいない、攻殻機動隊初心者だけど攻殻機動隊大好きな大学生が、どう攻殻を見ていったらいいのかを、紹介していきます。

時間があったらこのPVを見てから下に進んでくださいね。

このPVはすべて詰まっててとてもよいPVです。


アニメ作品一覧


たくさんあるので、とりあえず並べてみましょう。
全部amazonのリンクが貼ってあるので、パッケージはリンクからみてみてください。
基本タイトルにはリンクを貼って置きます。


どれが1番でどれが2番でみたいなものがありません。
とってもわかりにくい。

ではひとまずこれらを分類してみます。

押井守作:単発映画

SAC:毎週放送テレビアニメ

ARISE:映画として5作連続公開


1つ目の押井守:単発映画はあの有名なマトリックスとかその手の映画に影響を与えたらしい世界的に知名度のある作品です。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 があり、その続編という感じでイノセンスがあります。

ボクはこの2つの作品が攻殻機動隊で一番見るべき作品であり、一番得体の知れないものに対して考える作品だと思います。

2つ目のSACはテレビ放送されたアニメです。
最近だとひるね姫、有梅井作品だと東のエデンを作った神山監督が作っています。

これは攻殻機動隊を楽しくわかりやすく、万人に受け入れられる形で作られているように感じます。

押井守の映画はおそらく子どもは楽しめない。
でも神山アニメは子どもも楽しめる。

他記事でもよく書いてありますが、とりあえず最初に見るならSACというのはこの部分がとても強いと思います。

まずライトに攻殻機動隊の世界観を捉えた上で、真髄に入っていったほうが良い。
スポーツで言えば、練習をして試合にでる。
それと同じです。

SACで攻殻をなんとなくわかった上で、押井映画にいくことで、全て楽しく見ることができる。

そういうことだと思います。

ちなみに5つありますが、下の2つは総集編なので見なくても大丈夫です。

とりあえず

3つ目は連続作品として映画館で公開された作品です。
これは押井映画にも参加していた黄瀬監督が制作した、主人公がまだ若いころのお話です。

時系列的には一番古い話になります。
こんなふうに書かれていますが、普通に上から1,2,3,4,5という感じです。
最後なんで新劇場版にしたんだろうね笑

ちなみに僕は新劇場版の特別企画、深夜攻殻先行上映&一気見イベントに参加して爆睡しました…。

これも毛色としてはSACに近いものがあります。

初めて見る人も子どもでも楽しめる作品です。

ただ個人的にはSACと押井映画を見終わったあとにこれを見たほうがいいかなぁと思います。

やはりSAC、押井映画のあとに制作された作品なので、どうしても過去編という感じが否めませんし、
「あの草薙素子(主人公)も若い頃はこうだったんだな笑」
みたいな見方はやはりSACや押井映画を見ていなければできないと思うのです。

個人的には重さもSACと押井映画の中間を行っているような感触も受けたので、その点からも両方見終わってから見たほうがいいかなぁと思います。

というわけで、これまで世にでた攻殻作品は大きく3つに分けられることがわかりました。

  • 押井守:単発映画
  • SAC:テレビアニメ
  • ARISE:連続映画
それではどの順番で見るべきなのかを考えてみたいと思います。

どうやって見たい?

攻殻機動隊はいろいろな側面があるとボクは思います。
  • アクション作品
  • 倫理的作品
  • 近未来(SF?)作品 
などなど。

おそらくこの作品を大好きになる人はこのどれも大好きな人だと思うのですが、初めて見るということを考えると、やはりその人が何が好きなのかというところに注目するべきだと思うのです。

倫理的思考好き

ちなみに冒頭に書いた友人Aには押井映画から見ることを勧めました。

これは友人が『倫理的な話が好き』と話していたからです。
  • 押井守:単発映画
  • SAC:テレビアニメ
  • ARISE:連続映画
この3つのグループの中で一番倫理的な、答えの出ない思考をする可能性が高いグループは当然”押井守:単発映画”。

おそらく一回見た程度ではなにがなんだかよくわからないと思いますが、今まで自分が気が付かなかったことや、考えて来なかったことを考えるキッカケの一つとなるような気がするのです。

人間とはなにか、機械とはなにか、人工知能とはなにか、神とはなにか、これらは考えても答えがでることはありません。

個人的な答えはでるかもしれませんが、それは正解ではありませんし、もしかしたら正解なのかもしれません。

ボクは小さいころから、こういうことをよく考えてきて、たまに無性に悲しくなって涙を流しながら寝落ちしたなんてこともあります。

なんてことを経験してきた人であれば、押井映画にはなにか惹かれるものがあると思います。
仲間を見つけたというような感覚ですかね。

何人かでいるときにさらっと倫理的な話が好きだよと聞いただけなので、もしかしたら別ベクトルな可能性があるかもしれませんが…信じましょう………。

アクションシーンが好きな人

アクションシーンが好きな人はSACから見るのがおすすめだと思います。

アクションシーンはやはりSAC,ARISEが上に来ると思いますし、アクションシーンを求めている場合、話の内容は対して求めていない可能性も高いです。

SAC、ARISEともに、実際、とても深い話が隠されていますし、サリンジャーの本を読んでいるか読んでいないか、教養があるかないかで、おそらく感じるものが大きく変わってきます。

でもそんなこと知らなくても、楽しくみれてしまうんですねぇこれが。

となるとどうしてARISEではなくSACかというと、先程書いたARISEは過去編という部分と、やはりSACが本流という面がでてきます。

SACで攻殻は語れますが、ARISEで攻殻を語るのはちょっとむずかしい気がしますし、なんか違うかな。

ARISEだけ見て攻殻をもう見ないってなったらなんかすごく残念な気がするのです。

だったらSAC見てよ!っていう。

絵を見るのが好きな人

絵を見るのが好きな人は、押井映画かARISEですかね。

押井映画とARISEは映画だということもあって、やはりテレビシリーズよりもきれいな絵な印象を受けます。

凝った絵、作品的、近未来感あふれる絵がみたい場合は押井映画。
今風のイラスト、わかりやすいイラストがみたい人はARISEという感じです。

押井映画の作画は1995年というのもあって、今の作画とは全然違います。
また、とても近未来感溢れています。

一方ARISEのほうはTHE現代アニメという感じで、絵に重さがあまりありません。
また、そのせいか、SF感があまりないのです。

絵柄というのはとても大事で、向かない絵柄だと見るのをやめてしまうという人も多いと思います。

「みたい!」という状態で見る場合はどんな絵柄でも受け入れられて見てくれるでしょう。
でも「見てみるか。」という状態で見る場合は、少しでも違和感を感じたらすぐに見なくなってしまうことが多いです。

ボクも一体いくつのアニメをそうやって消してきたか…

SACや押井映画の絵に違和感を感じる人はとりえれずARISEから初めて見るのもいいかもしれません。

近未来好き

近未来が好きな人!これは押井映画。

多くの人の近未来のイメージは鉄腕アトムやブレードランナーから来ていると思います。


新旧入り乱れるごった返した人口過密状態の世界。
これが多くの近未来のイメージではないでしょうか。

このイメージがそのままでてくるのが、押井映画です。

ほんとこういうのが好きな人はテンションが爆上げされると思います。

話なんかどうでもいい、この世界に早く行きたい、それくらいで全然見れますし楽しめます。
書いていて、テンション上がってきたので、なんか文章もうまくかけなくなってます笑
ほんと、この世界を想像しただけで、にやけてくるような人はさっさと押井映画をみてください。
まじで。

などなど

自分たぶんここまでで、ある程度どのグループがどんな感じかつかめてきた頃合いだと思います。
自分が好きなもの、追求したいもの、それを考慮してどれから見るかを考えてみてください。

最後に

ボクは哲学的なことが好きです、普段から考えてたってしょうがないことをずっと考えています。

答えは当然見つからないし、死んだってそれはわからないことです。

でも、同じことを考えている人がいるんだ、こんな世界があったらいいな、ということを考えていると少し楽になります。

ボクが新しいデバイスに取り憑かれたように関わろうとしているのも、もしかしたらここから来ているのかもしれません。
日常にひそむ多くの不安から逃げるために常に新しいものを追いかけているのかもしれません。

攻殻機動隊もその逃げ道の一つとしてボクの中に存在しているのかもしれません。

攻殻機動隊を見て感じることは人それぞれです。
ただただ面白かったですませる人もいれば、ボクみたいにまったく別の方向に行く人もいるでしょう。

こういうところが攻殻機動隊の魅力であり、見る意味だと思います。

たくさんあって、多くの時間を取られてしまうと思いますが、どうしても見てほしい作品の一つです。

「攻殻機動隊、いろいろあってよくわからないよ!」そんな人の助けにこの記事がなればいいなぁと思います。

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